卵投げつけ「各務良子」被告の初公判「 投げた回数、わかりません」 懲役2年6か月を求刑

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岐阜県川辺町で起きた隣家への生卵投擲事件に関する初公判が開催され、
被告の各務良子(53歳)が壁を汚し破損させた罪で起訴されました。
各務被告は、「投げた回数が明確には思い出せない」と述べました。

卵投げつけ事件

事件は、去年の11月から今年の8月にかけて発生し、
被告は隣の住宅に複数回にわたり生卵を投げつけたとされています。
この行為により、被害家屋の壁には卵による汚れが広がりました。

被害者は「ほぼ毎日のように卵が投げられ、少ない日でも5~6個、多い日には20個にも上った」と証言しています。

一度はゆで卵も投げられ、農機具を収納するボックスが壊れたこともありました。
防犯カメラには、各務被告が卵を拾い、再び投げる姿も捉えられています。

法廷でのいきさつ

法廷では、各務被告は過去にも同様の容疑で逮捕されており、
その後も行為を続けていた背景について語りました。

被告は、「過去に被害者から『バカ』や『仕事もしないでいい身分だ』などの暴言を受けたことがあり、我慢の限界を超えてしまった」と主張。

一方で、「迷惑をかけたことを深く反省しており、二度と同じ過ちを繰り返さないよう新たな生活を送りたい」と述べています。

求刑は懲役2年6ヶ月

検察側は、被告が室内から巧妙に犯行を行い、防犯カメラに映らないよう手のみを使っていた点を指摘。

被害者への怨恨が動機であるとし、再犯の可能性が高いとして
懲役2年6ヶ月の実刑を求刑しました。

対照的に、弁護側は被告の反省の意思を強調し、情状酌量を求めています。

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