長谷川岳議員と札幌市職員の面談
1. 面談の背景
自民党の長谷川岳参院議員(北海道選挙区)は、昨年度、上京してきた札幌市の幹部との面談を1~3分で打ち切ることが多かったことが明らかになりました。市は昨年度、延べ284回(出張費約2千万円)にのぼる長谷川氏との面談を含む出張について「適正だった」としています。
2. 1分で終了した面談
今年3月1日、デジタル戦略を担う幹部らが上京し、参院議員会館の長谷川氏の事務所を訪問しました。国の「デジタル田園都市国家構想交付金」申請の説明をしようとした際、長谷川氏は事前に訪問を求めていた係長が不在だったため、「連れてこないとだめだよって言ったよね。言ったよね?」などと発言。幹部がわびると、「今日はやめよう。終わり。俺は約束どおりにやらないやつは嫌いなんだ」「黙って連れてこないで。そういうことが、国会では通じません」「無駄なことばっかりやってるね。もう駄目だよ。もう諦めなよ」と1分で面談を打ち切りました。
3. 3分で終了した面談
昨年11月21日には、デジタル政策に関わる幹部らが参院議員会館の長谷川氏の事務所を訪ねました。長谷川氏は「遅いよ。無理」「スピードがないデジタルは辞めろ。以上」「遅いのは犯罪なんだ」「なめたらいかんよ」「うん。帰れ。もうこの瞬間ダメ。終わり」「俺はね、スピード感ない奴が一番嫌いなんだよ」などと発言し、面談を3分で打ち切りました。記録上、市幹部の発言は「勉強不足で」のみでした。
4. 市の見解
市は、いずれの出張も長谷川氏との面談だけが目的ではなく「ほかの用務もあった」としています。
このような面談の短さや威圧的な言動が、今後の市と議員の関係にどのような影響を与えるのか注目されます。
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