水原一平被告の父が語る「フジテレビ取材への怒り」とYouTubeの”人生終了動画”

その他

元ドジャース専属通訳の水原一平被告(40)が、大谷翔平の口座から約26億円を不正送金した銀行詐欺罪に問われ、2月6日(現地時間)に禁錮4年9か月、賠償金約26億円の支払いを命じられた。

この前代未聞のスキャンダルの影響は、彼の家族にも及んでいる。特に父・水原英政(65)は、メディアや世間の反応に強い憤りを感じているという。


◆「フジテレビの取材は許せない」怒りの理由とは?

昨年10月、英政の自宅にフジテレビの記者が突然訪れ、水原の違法賭博について直撃取材を行った。
その際のやり取りがニュース映像として全国に放送されたが、英政はその“編集の仕方”に強い不満を抱いている。

「(解雇が発表された)その日かなんかだよ。(事情を)わかるわけないじゃん、本当に」
「いきなりあんなこと言うわけないでしょ? そういう前後関係が一切出ていないでしょ?」

英政によると、記者は玄関前で突然マイクを向けて質問をぶつけたが、放送されたのは、英政が「知らないよ」と語気を強め、妻が「帰って!」と言った場面のみ。
「前後のやり取りをすべて流せば、事情が分かるのに、都合のいい部分だけ切り取られた」と強い不信感を抱いている。


◆YouTubeに投稿された「父の人生終了動画」

英政は「メディアの報道姿勢」に対する疑問だけでなく、YouTubeにアップされた動画にも衝撃を受けたという。

「YouTubeでは“父の人生終わった”というタイトルの動画がアップされているし、適当に一平のことをネットで見ていると、そういう動画が目に入ってくる」

動画の内容は、水原一平被告の違法賭博による影響を**「父・英政の人生まで破滅した」と誇張するもの**で、複数の写真とAI音声によるナレーションで構成されていた。

英政は「俺は何を言われても構わない」と苦笑するが、その背景には強い悔しさがにじむ。


◆「しばらく仕事を辞めようと思った」しかし…

事件発覚後、英政はしばらく仕事を休んでいたという。しかし、職場から「戻ってきてほしい」と声をかけられたことで、居酒屋のカウンターに再び立つことを決意した。

「こっちも生活があるから、遊んでいられないんで」

事件の影響で家族の生活にも火の粉が降りかかったが、それでも英政は日常を取り戻すために仕事を続けている。


◆父と息子、断ち切れない絆…「あいつも謝らなきゃいけない」

英政は現在も、保釈中の水原一平被告と連絡を取り合っている。
違法賭博について問うと、しばらく沈黙した後、こう語った。

「やったことは仕方がない。わかんないけど、あいつも謝るなら謝るで何かしなきゃいけない」

表向きには水原の行為を強く批判しているが、どこか腑に落ちていないような言葉が続く。

「ウチらだって、こんなこと言ったらあれだけど、(色々)あるからね。そのうち出るから、それまで待ったら?」

英政は何か言いたいことがあるのかもしれない。しかし、現時点では多くを語ろうとはしない。


◆水原一平は“単独の悪者”なのか?

事件の背景を掘り下げると、水原は2021年にサンディエゴのホテルで違法賭博の胴元マシュー・ボウヤー被告と出会い、それ以来、賭博にのめり込んでしまったことが分かる。

・1日平均25回、3年間で約1万9000回の賭けを行う
・違法な胴元により、合法的な賭博業者よりも高額な賭けを強いられる
・借金が膨らみ、大谷の口座の資金に手を出してしまった

この事件の本質は、単に水原一平が違法賭博にハマっただけではなく、違法な胴元に巻き込まれた結果、抜け出せなくなったことにある。

実際、胴元のボウヤー被告はニューヨークポストの取材に対し「水原の共犯者だった」と認めている。

では、水原一平だけが悪者扱いされるべきなのか?
この問いを英政にぶつけると、しばらく考えた後、静かに答えた。

「でも最初に(ギャンブルを)やったのは一平でしょ。自分からやったんじゃないの?」
「違法な元締めっていうけど、大谷のお金を使ったのは一平でしょ?」
「それは言い訳にならないよ。なんだって人の金だから」

父親として息子を思う気持ちがある一方で、「人のお金に手を出した」という事実に対しては厳しい姿勢を崩さなかった。


◆まとめ

水原一平被告の父・英政は、フジテレビの取材対応に怒りを感じている
YouTube上には「父の人生終了」というタイトルの動画が拡散され、英政も目にしていた
事件発覚後は仕事を辞めることを考えたが、職場からの要請で復帰
水原一平とは今も連絡を取っており、「謝るなら謝るで何かしなきゃいけない」と発言
違法賭博の胴元は「水原の共犯者だった」と認めているが、英政は「お金を使ったのは一平」と厳しく指摘

 

父として、そして一人の人間として、英政は複雑な感情を抱えながらも、**「ただ事実を見つめるしかない」**という思いを滲ませていた。

Follow me!

コメント

error: Content is protected !!
PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました